10分で別世界の絶景!豪円山のろし台
大山には絶景スポットといわれる場所がいくつかありますが、この豪円山のろし台は大山の住民でも知る人ぞしる絶景スポット。私は大山に移り住んできて3年になりますが、たった3年でこの美しく穏やかな場所を知ることができとてもラッキーだと思います。
この日は娘の1歳の誕生日。記念にどこか景色のいいところで写真でも撮ってあげようと夫と相談するも、どこで撮影するかは決めかねていました。その話を友人にすると、「のろし台なんてどうですか?息子さんでも歩いて登れるんじゃないかな」と教えてくれました。
のろし台・・・すごい名前のところがあるんだな〜まあ登れなかったらそれはそれでいいね、なんてのんきに向かった先は豪円山スキー場の麓。ここにのろし台への登り口がありました。
天気もいいし、家族全員で歩き出す。2歳半の息子は全力で走る走る。1歳を迎えたばかりの娘はまだよちよちとしか歩けないので夫が抱っこ。私も普段の運動不足により自分の体力が不安ながらも、穏やかな坂道にこれなら大丈夫かもと安堵しました。
「ビューポイントまでとにかくあっという間だから前だけ向いて歩いてください!」
友人の助言を思い出しながらひらすらに歩を進める。
道中にはヤマイヌノフグリやタンポポ、春を知らせる野花が咲き、娘が手を伸ばす。舞い踊る紋黄蝶を息子は追いかけ回し、タンポポの綿毛を飛ばしたりして大はしゃぎ。
そんなことをしていたら、本当にあっという間。子連れでも歩いて10分程度だったでしょうか。ビューポイントに到着。振り向くと大山北壁が目の前に広がります。その裾には青々と緑が茂るゲレンデ。
それはとてものどかでなんだかほっとする光景。思わず私も夫も「おお〜」と言葉にできずに感動しました。息子は北壁に向かって「ヤッホー!!」と叫んでいますが、2歳児の声ではこだまは返ってきません。残念。
目一杯、のろし台で遊んで、さぁ下りようかとしていると、サイクリングをしている人たちが自転車でのろし台へやってきました。確かにこの道なら自転車もいいねぇと夫は羨ましそう。
「牧歌的」「北欧風」と言った言葉でよく形容されているのろし台。私には牧歌的なものや北欧風なものがどんなものかあまりわからないけれど、それはとてものどかで心落ち着く風景。一度のぞいてみてください。